ひじの痛みについて|豊島区池袋駅 徒歩5分のさかい接骨院

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2023/05/31

腱鞘炎・ばね指・テニス肘

ひじの痛みについて

今日はひじの痛みについて。

ひじの痛みの中でよく見られるテニス肘について書きたいと思います。


テニス肘とは

ひじの外側の骨(上腕骨外側上顆)の部分に痛みがある状態です。
元は、テニスプレイヤーのハンドのバックでの打ち方でひじの外側に痛みが出るという報告からつけられた名前です。
同じ部位に痛みが生じるからこの名前が浸透しています。


症状は?

その症状は、ひじの外側にズキズキやジンジンする痛み、重たい感じがするといったものが主な症状です。


原因は?

原因となる動きは、物を持つ動作や雑巾、タオルを使う動作などが多いと思います。

特に物を持つ動作では、洗濯物を洗濯機から取り出す動作、バックや買い物袋を持ち上げる動作、掃除機を持つ動作、調理中のフライパン、鍋、鍋を持つ動作等見られる非常に困る症状です。

調理中に痛みが出ると落ちた時に多大な影響が出てしまいますよね。

ひじに痛みが出てきたら我慢せず、様子を見るのではなくすぐに対応したほうがいいと思います。


筋肉紹介!

ここで、ひじの痛みに関係のある筋肉について説明したいと思います。

痛みの出る外側の骨、上腕骨外側上顆には手首や指を反らせる筋肉、伸筋群が付着しています。

特に短橈側手根伸筋という筋肉がこのひじの痛みに非常に関係があるといわれています。

この筋肉はひじを反らせる時によく動く筋肉です。

その他にも、長橈側手根伸筋、総指伸筋、尺側手根伸筋がこの上腕骨外側上顆という部分に付着しています。

これらの筋肉が繰り返し動くことによって付着している骨が引っ張られ炎症を起こしてしまいます。

ひじに痛みが出たばかり(急性期)では炎症を落ち着かせれば痛みが落ち着く場合もあります。
しかし、その期間で痛みを和らげることができずに2週間以上(慢性期)痛みが続いてしまうとなかなか良くならない状況に移行してしまいます。

ほとんどの方、この慢性期の状況にまで進行してしまいます。これを避けるためには、早めの受診が必要ですね!



自分でできる検査法は?

次に自分でもできる検査法を紹介します。

反対の手で手の甲を押さえつけ抵抗を加えながら手首を起こすと、ひじの外側に痛みが出ます。これで痛みが出なければ陰性です。出れば陽性となります。(トムゼンテスト)

次に、中指を抑えて抵抗をかけ、中指を起こそうとしたときに痛みが出れば陽性。出なければ陰性。(中指伸展テスト)

最後に椅子の背もたれをつかみ持ちあがたときに痛みが出れば陽性。出なければ陰性となります。
(チェアーテスト)
これらがテスト法としてあります。もしひじの痛みが出てきたら確認してみてください。

痛みがあるにも関わらず、上記の検査法で陰性であれば別の原因が考えられますのでその際も医療機関への相談をお勧めします。
例えば、橈骨神経障害が考えられます。くれぐれも自己判断のみで解決しないようにしてください。

ストレッチはあるの?

次に自分だけでもできるストレッチがありますので、その紹介です。

①痛みの出ているひじを伸ばし手のひらを下に向けます。

②反対の手で、痛いほうの手の甲を押さえて下方向へ倒します。

③対抗腕の筋肉(伸筋群)が伸ばされてストレッチがかかります。

10秒を3セットくらいに分けてください。

また、ストレッチを行うタイミングは、お風呂上りや動いた後の体が温まっていつ行ってください。
筋肉を軽くマッサージすることも効果的です!

ぜひ、やってみてください!


最後に

このひじの痛みは、自然に治っていく痛みでもありますが、長引いてしまう事も多々あります。

ですので、長く続かないように早めに医療機関へ挑戦するのが最適かと思います。

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